フレッシュコンクリート、生コン、レミコンの違いとは?

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コンクリートは砂、砂利、水、セメントを混ぜ、任意の形にした型枠に流し込んで、凝結・硬化させることによって出来上がります。

硬さに違いはあるものの、元々は任意の形にできるくらいの流動性があり、ドロドロの状態だったコンクリートが、セメントの水和反応によって強く、硬い状態へと変わって行きます。

コンクリートが固まっていく過程について詳しくい知りたい方はこちらで詳しく解説しています。

コンクリートが固まるのは水和反応と呼ばれる化学反応によるものです。その水和反応、硬化過程について(土木分野の中では)ミクロな視点で説明していきます。

この「流動性のある状態」、「ドロドロの状態」のコンクリートのことを、フレッシュコンクリートと言ったり、生コンクリート(生コン)と言ったり、レディーミクストコンクリート(レミコン)と言ったりしますね。

固まっていないコンクリートに対して、3種類の呼び方があるのですが、これらは同じものを指すのでしょうか?

この3種類の呼び方、基本的には同じものを指すと思って構わないのですが、実は使われ方や定義は微妙に違います。

勘違いの無いように、それぞれの違いを説明していきたいと思います。

それぞれの定義

フレッシュコンクリートとは?

フレッシュコンクリートとは、JIS A 0203で、まだ固まらない状態にあるコンクリートと定義されています。

型枠の中に流し込んだ状態のコンクリートはフレッシュコンクリートと呼ばれますよね。

レディーミクストコンクリートとは?

レディーミクストコンクリートとは、JIS A 5308にて規定されており、辞書で調べると以下の通り出てきます。

整備されたコンクリート製造設備をもつ工場から、荷卸し地点における品質を指定して購入することができるフレッシュコンクリート。一般には生コンと呼ばれる。

weblio辞書

工場で練り混ぜられて、まだ固まらないコンクリートの状態で打ち込み場所に運搬されるコンクリートのことを言います。

レミコンと略して呼ばれていますね

生コンクリートとは?

生コンクリートとは、上述の通りレディーミクストコンクリートと全く同じものを指しています。

生コンクリートの正式な呼び方が、レディーミクストコンクリートだと考えて間違いないでしょう。

生コン(なまこん)と略されることが多いですね。

フレッシュコンクリートと生コンの違い

定義だけ見ると、レディーミクストコンクリートと生コンは同じものを指していて、正式な呼び方か俗称かという違いがあることは分かりました。

では、フレッシュコンクリートと生コンはどう違うのでしょうか?

定義だけ見るとどちらも固まっていないコンクリートのことを指していて、同じようなもののように考えられます。

しかし、経験的にわかっている方も多いと思いますが、使われ方が異なるんです。

フレッシュコンクリートはJIS規定の通りで、固まっていない状態のコンクリート全般を指します。

一方、生コン(=レディーミクストコンクリート)は、工場で練り混ぜられ、工事現場まで運搬されるコンクリートのことを指します。

このように、商品として取り扱われるフレッシュコンクリートのことを生コンと呼んでいるんです。

そのため、型枠に打設後、凝結過程にあるコンクリートのことは生コンとは呼ばず、フレッシュコンクリートと呼びます。
また、ミキサー車やアジテーター車で運搬中のコンクリートのことは「フレッシュコンクリート」と呼んで間違いではないのですが、通常「生コン」と呼んでいますね。

別の例でいうと、コンクリート技士・主任技士での分野の別れ方も異なっています。
「フレッシュコンクリート」の分野では、その名の通りフレッシュコンクリートと言う言葉が使われていますが、「コンクリートの製造・管理」の分野ではレディーミクストコンクリートが使われています。

まとめ

フレッシュコンクリートと生コン・レディーミクストコンクリートの違いについて説明してきました。

ほとんど同じものを指していますが、使われ方はちょっと違い、定義も異なっています。

フレッシュコンクリート≠レディーミクストコンクリート=生コン

という位置付けですね。

固まっていないコンクリートそのものはフレッシュコンクリートと呼ばれ、JIS規定内で商品化されているフレッシュコンクリートのことをレディーミクストコンクリートと呼んでいると考えておけばいいでしょう。

いざ現場で間違った使い方をしないよう、頭に入れておきたいところです。

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